損益分岐点計算ツールの使い方
販売価格と販売手数料率を入力し、1個あたりの費用として仕入れ値・送料・梱包資材費を入れます(空欄は0円)。最後に、売れた数に関係なく毎月かかる固定費の合計を入れると、損益分岐点の販売個数・売上高と1個あたりの利益が表示されます。
Amazonなど手数料が税別で公表されているサービスは、消費税込みの率(10%なら11%)を入れてください。Amazon大口出品の月額登録料(税込)は、固定費の欄の下に表示しています。商品1個ごとの利益は利益計算ツールでも確かめられます。
損益分岐点の計算式
損益分岐点とは、利益がちょうど0円になる売上のことです。費用は、売れた数に応じて増える「変動費」(仕入れ値・送料・梱包資材費・販売手数料)と、売れなくても毎月かかる「固定費」に分けます。販売価格から変動費を引いた1個あたりの利益を「限界利益」といい、これで固定費を回収していきます。
販売手数料 = 販売価格 × 手数料率(1円未満切り捨て)
1個あたりの利益 = 販売価格 − 販売手数料 − 仕入れ値 − 送料 − 梱包資材費
損益分岐点の販売個数 = 固定費 ÷ 1個あたりの利益(1個未満切り上げ)
損益分岐点売上高 = 販売個数 × 販売価格
たとえば販売価格3,000円・手数料10%・仕入れ値1,000円・送料210円・梱包資材費50円なら、手数料は300円、1個あたりの利益は 3,000 − 300 − 1,000 − 210 − 50 = 1,440円です。固定費が月10,000円なら 10,000 ÷ 1,440 = 6.94…なので切り上げて7個、損益分岐点売上高は 7 × 3,000 = 21,000円です。
損益分岐点を計算するときの注意点
この計算は、すべての商品を同じ価格・同じ費用で売る前提です。実際は商品ごとに違うため、平均的な金額を入れて目安として使ってください。個数が多すぎて現実的でないときは、販売価格や費用を見直しましょう。必要な販売価格は販売価格の逆算ツールで調べられます。
手数料率や送料、月額料金は改定されることがあるため、最新の金額は各サービスの公式サイトでご確認ください。また、ここでの利益は税金や売上金の振込手数料を引く前の金額です。
よくある質問
- 固定費には何を入れればよいですか?
- 売れた数に関係なく毎月かかる費用です。ツール代、Amazon大口出品の月額登録料、毎月決まった額の広告費、倉庫代などが当てはまります。仕入れ値や送料のように1個ごとにかかる費用は、1個あたりの費用の欄に入れてください。
- Amazon小口出品の基本成約料はどこに入れますか?
- 1点ごとにかかる基本成約料は1個売るごとにかかるので、固定費ではなく1個あたりの費用に含めます。たとえば梱包資材費の欄に足して入力してください。消費税の扱いはAmazonの公式サイトでご確認ください。
- 「何個売っても固定費をまかなえません」と表示されるのはなぜですか?
- 1個あたりの利益が0円以下になっているためです。販売手数料と1個あたりの費用の合計が販売価格以上だと、売るほど赤字が増え、固定費を回収できません。販売価格を上げるか、送料の安い配送方法を選ぶなどして費用を見直してください。
- 目標の利益を出すには何個売ればよいですか?
- 固定費の欄に「固定費+目標の利益」を入れると、目安の個数がわかります。1個あたりの利益1,440円・固定費10,000円で月20,000円の利益を出したいなら30,000円を入れ、30,000 ÷ 1,440 = 20.8…なので21個です。